体を支えるもの

軟水と硬水の上手な使い分け

普段から当たり前のように、水は使用しています。
日常生活を送るためには、水はかかせないものになっています。
そんな水には、硬水と軟水の二種類に分かれています。

なんとなく聞いたことがある人もいるかと思いますが、水の性質も大きく違い味などにも影響があります。
どれも同じと思っている人もいるかもしれませんが、大きな間違いです。
まず、硬水と軟水の違いは、水に含まれるミネラル成分の量によってきまります。
水1000ミリリットルに対して、ミネラル成分が120㎎以上のものを硬水と定めていますので、ミネラル成分が多いものが硬水の特徴です。

どれも同じだと感じる理由の一つとして、日本ではほとんど使用している水が軟水だからだといえます。
普段から軟水なため、硬水との違いを感じることが少ないかと思います。
しかし、どちらの水も上手に使い分けることで、もっと日常生活が豊かに感じることがあります。

日本人のほとんどの人が、普段から軟水を使用しています。
なので親しみやすく、飲みやすく感じる人も多いため、普段は軟水を使用するのがお薦めです。
特に料理で、和食が中心の人は、軟水を使用するほうがいいでしょう。
軟水は、ダシなどの本来の味がそのまま引き出されます。
またコーヒーやお茶などの飲み物も、軟水のほうが本来の味を楽しむことができます。

ご飯を炊く際は、軟水をしようすると、水をたっぷり含んでくれるので、ふっくらしたご飯が炊けます。
逆に硬水は水の吸収されないので、ご飯を炊くと硬くなるのでやめておきましょう。

硬水が料理に向いているものとしてあげられるのが、洋食です。
特にパスタをゆでる際には、ミネラル成分によってコシのあるアルデンテに仕上がります。
また煮込み料理などでも、お肉の余分なタンパク質を灰汁として出すことができ、柔らかく仕上げる効果があります。
料理のメニューによって、使う水を変えると、料理の仕上がりも違っています。

飲み水としては、軟水が日本人には飲みやすいと感じるかもしれません。
赤ちゃんのミルクづくりなどには、軟水のほうが臓器への負担が少ないです。

硬水でも、硬度が高すぎずバランスが取れたものであれば、飲み水としておいしく感じます。
特にジムやスポーツなどをしている人は、運動後に硬水を飲むとからだにいいです。
硬水に含まれるカルシウムやマグネシウムの働きによって、足がつったり、痙攣などを防ぐことになります。
しかし、一気にたくさんの水を飲むと、下痢になってしまうこともあるので気をつける必要があります。

また女性にとっては、ミネラル成分は、摂取すると美容にも効果的です。
飲み水として使用する人もいれば、顔を洗ったりする際に使用する人もいます。

家族構成や料理など様々な分野において、目的に応じて水を変えるとより豊かな生活を送ることができます。
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