私たちの体のおよそ60％近くは水分できています。
血液などは、もちろん筋肉などの細胞の一部も水分によって形成されていますので、水分というのは私たちが行くて行くためには、切っても切れない関係になります。

一番わかりやすいのは、一日必ず水分を補給しているということです。
水やお茶コーヒーなどもありますが、食事の中でも野菜や肉など水分が含まれています。
水だけに限らず、食べ物などでも知らぬうちに水分を補給しているわけです。

水のパワーは私たちが生活する上で、いろんな働きを持ち、必要不可欠なものといえます。
分かりやすいものでいえば、水分として身体の外に出るものは、尿や便、汗や呼吸などがあげられます。
これらは何も意識することなく、からだの自然な仕組みの一つとして行われています。
自然と出ているものに、さらに運動などでいつの以上に汗をかいたり、代謝がいい人、気温が高い日などはさらに水分が必要になります。

よく、水は一日最低2リットル摂取するといいといわれています。
最低でも排出を補う分の水分量は必要となります。
それ以外にも、水分は浸透力が優れているため、身体のいろんな細胞に働きかけます。
血液の循環、ｐＨ調整、浸透圧のバランス、化学反応の媒体としても使用されます。
これらは血液中で栄養素を運んだり、体温や血圧の維持、尿や便などの不要なものを輩出するためにも必要です。
このように考えると、水分が命にかかわる重要な役割をしていることが分かります。

水分量は、少なすぎると脱水症状が起きてしまいます。
これは体内の水分量が3％以上少なくなると、身体に何かしらの症状が現れます。
10％以上の水分がなくなると生命の危険を感じ、重症化してしまいます。
また一週間以上水分をとらなければ、人間は死んでしまうといわれています。

それとは逆に、水分を多く取りすぎてしまうと、水中毒の危険性があります。
通常のどが渇くなると、水分をとろうと脳が働きます。
それが、常に水を飲みすぎてしまうと、のどが乾いたと感じる神経が麻痺してしまいます。
そうなると、痙攣・嘔吐などの症状が出て、死亡してしまうこともあります。

いくら身体にいいものでも摂取の限界はあります。
1日3リットルまでを基準にして摂取するようにしましょう。